2013年12月17日火曜日

SET第51回本公演「スキャンダラス列島」/ December 1 at Sunshine Theatre

連続で見ていた本公演を昨年は見逃してしまった。 だからSET本公演は二年ぶりということになる。今回は芸能界を舞台にしたもので、どちらかと言うとテーマはやや重たいのだが、そこはミュージカルアクションコメディ。飽きさせない工夫があちこちにめぐらしてある。 三宅座長がプロダクションの社長、オグちゃんがその社員という設定がエンディングで活きてくるのだが、相変わらずの名コンビ。たっぷりと時間をかけた二人のかけあいコントが絶品だ。突っ込むタイミングをわざとすらすように動くオグチャン。これは受けるほうもツッコムほうもお互いの呼吸が合わなければ笑えない。 まさに稀代の東京の笑いの継承者たちだ。お腹がいたくなるほど、笑われてくれる。 本公演の中では、いつも実におかしい役どころを演じている永田耕一。ほんとうに文学座出身というところを笑いの売りにしていて、今回も大いに受けていましたね。 さて、来春は明治座で熱海五郎一座公演があるらしい。これも見逃せませんな。

2013年11月20日水曜日

Paul McCartney OUT THERE JAPAN TOUR/ November 18 at Tokyo Dome

前回の来日から11年ぶりだという。ロンドンオリンピック開会式での「Hey Jude」を見たのが昨年だったが、前回のライブの印象が あまりよくなかったので、最初はあまり行く気がしていなかった。ただ、家人のすすめもあってチケットをなんとか手にいれたのだ。 そして、今日。 ライブに来て良かった。ほんとにビートルズは偉大なバンドだったんだ、ということを痛感しました。セットリストの7割がビートルズナンバー。ポピュラーなものだけでなく、サージェントペパーズの「Lovely Rita」「Being For The Benefit of Mr. Kite」といった玄人好みの曲から、ジョンやジョージ、そしてリンダに送る曲まで。これでもかというサービス精神。3時間にも及ぼうかというライブをほぼ出っぱなしでこなすポールの体力、アーティストとしてのエネルギーには脱帽である。まさに永遠のアイドル。2回にわたるアンコールの最後を飾った『Abbey Road』B面のメドレーが流れたとき、涙が出てきた。サンキュー、ポール。子供の頃にビートルマニアだったことを神に感謝したい、と思えた夜だった。

2013年11月19日火曜日

Michel Camilo Big Band/ November 17 at Blue Note Tokyo

前回はソロピアノで堪能させてもらったミシェル・カミロ。今回は待望のビッグバンドである。それも管楽器だけで13人という豪華な編成。 期待に違わないアンサンブルには思わず体が動いてしまう。やはり、ビッグバンドはいいですな。 今回はピアノだけでなく、オーケストラの指揮者も同時にこなすミシェルは、やはり天才である。今日は珍しく二階席だったので、彼のピアノプレイを 上から見ることができたのだが、とにかくおもちゃを弾いているような感じのプレイぶり。鍵盤なんか1秒たりとも見ていないのだ。 「ラテン+ジャズ=躍動する太陽」といった感じの音の世界が広がっていく。管のプレイヤーもニューヨークの腕利きを集めたそうで、元ブラッド、スウェット&ティアーズのメンバーも二人ほど入っていた。それにもうひとり、感心したのはワリオネクス・アクィーノ(パーカッション)のエネルギッシュなこと。これぞラテンパーカッションのプレイなのだろう。そのセンスのよさ、リズム感は、ソウルののりとはちょっと違うのだが、なんとも心地よいのだ。 それとおまけがまっていた。一緒にライブを見た友人がミシェルの奥様と知り合いで、楽屋でお会いすることができたのだ。大感激!

2013年11月14日木曜日

Nile Rogers & CHIC/ November 11 at Bluenote Tokyo

1980年代には売れっ子の作家、プロデューサーとしてひっぱりダコだったナイル・ロジャース。日本でもダイアナ・ロスの「I'm coming out」や「Upside Down」がヒットしたし、自分のバンド、CHICの「おしゃれフリーク」 もかなり話題になったものだ。 小生は出版社時代にニューヨークで彼にインタビューしたこともあり、ちょっと懐かしさもある。あれから約30年だが、相変わらず独特のリズムカッティングギターサウンドを引っさげて東京にやってきた 御年62歳ということだが、まだまだ若々しく1時間以上も連続で演奏するパワーは素晴らしい。セットリストはCHICのヒット曲はもとより、彼が書いてヒットした曲の数々で構成されていた。最初は楽屋からリズムを刻みながらみんなで登場するところや最後はナイルだけ残り、ギターを弾きながら退場するという演出も心にくい。 またバンドのレベルも高く、特にヴォーカルの二人は最高。アメリカはやはり広い。才能あるミュージシャンも多いのだ。ともあれファンキーパーティ気分いっぱいのライブであった。

2013年10月28日月曜日

ロスト・イン・ヨンカーズ/October 26 at Parco Theatre

アメリカの劇作家ニール・サイモン作の名作を三谷幸喜が初演出。 もともとサイモンを心の師とあおぐ三谷が意欲的にとりくんだとあって 配役陣も豪華であった(彼が昔作っていた劇団、東京サンシャインボーイズは、 サイモンの名作「サンシャインボーイズ」がネタになっている)。なかでも、 ヴェラ役の中谷美紀、一家の長である 老婆ミセス・カーニッツ役の草笛光子の素晴らしさは特筆すべきものだった。 この二人の演技を見に行くだけでも価値がある。 舞台はニューヨーク州のヨンカーズに暮らすユダヤ人一家の話だが、サイモン 自身、ユダヤ系アメリカ人であること。もともとがニューヨーク育ちであることから 自伝的な要素も感じれられる内容。 舞台は休憩をはさんで一部、二部という構成だったが、3時間を超える力作にもかかわらず 見るものをぐいぐいを引き込んでいく魅力にあふれた舞台だった。特に二部で展開する 家族の複雑な事情が少しずつ明らかになりエンディングへの感動に導く構成は見事という他は ない。骨のある、それでいて家族のあたたかみが感じられる秀逸な舞台であった。

2013年10月21日月曜日

東京ヴォードビルショー「その場しのぎの男たち」/ Oct 20 at Honda Theater

結成40周年記念公演とのことである。1990年代にヴォードヴィルショーのために書かれた三谷幸喜作の一幕ものだが、明治時代に本当にあったロシア皇太子暗殺未遂事件を題材に、当時の政治家たちのだめさ加減をユーモラスに描いている。伏線がいろいろはりめぐらされているのだが、そこは見てのお楽しみ。 初演時から客演している伊藤博文役が伊東四朗、御大である。歴史的にも悪名高い伊藤をじつに愉快に演じている。その存在感は三宅裕司とコントをやるときとはまるで違う人物に見える。多分、この存在感を佐藤B作たちが期待しているのだろう。 松方総理役の佐渡稔、逓信大臣役の石井愃一の二人は懐かしい「見ごろ食べごろ笑い頃」のテレビでよく見かけた顔だ。また市川勇は数年前に伊東四朗と小松政夫の舞台「追いつ追われつ」での客演で。みんなどこかで出会っている人たちだった。2時間ピッタリの上演時間だったが、三谷らしい脱線フィクションもお楽しみ。山本ふじこが実に愉快に演じていた。次回も三谷作の新作だという。2015年の春が今から楽しみだ。

2013年10月16日水曜日

Steely Dan Mood Swings Tour 2013/ October 7 at Beacon Theatre in New York

2011年のShuffle Diplomacy 2011 tourに続く全米ツアー。最後に地元であるニューヨークの ビーコンシアターで7日間の公演がセットされ、日ごとにテーマ性をもたせたライブが 企画された。私が見たのはラス前の7日、テーマは「Aja plus Selected Hits」。この 他のテーマには、Greatest Hits Night , Audience Request Night, Gaucho plus Selected Hits など、どれも聞きたい内容だった。 さて、この日のセットリスト、あのエイジャが頭から再現されたのだ!  レコードの曲がその曲順どおりすべて演奏された。もちろんオープニングは「Black Cow」。 もともと地元ニューヨークを舞台にした歌だけに、劇場中が一緒にユニゾン。 震えるような感動だ。やっぱりSDはニューヨークで聴きたかった。 観客の中にちらほら日本のファンもいて、廊下であった方はなんと地元在中のビジネスマンだったが このビーコン・シアターには日参しているという。やはりSDには魔力的な魅力があるのだ。そういう自分も わざわざ日本から来ているのだから、同じことか。 このビーコン・シアターはDonald Fagenが主宰した、あの名盤「New York Rock and Soul Review」が開かれた同じ場所。 それだけに感慨もひとしおだったが、この劇場、1920年代からの由緒あるところらしく、ギリシア彫刻風のインテリア が施された内装も素晴らしかった。今は、マディソンスクエアガーデンのグループが運営しているらしい。 前座では3人組のDeep Blue Organ Trioというゴキゲンなバンドも登場したが、SDの演奏が始まったのは ほぼ21時前。それから11時10分過ぎまでは休憩なしでたっぷりとライブを堪能させてもらった。 2011年もそうだが、最後には「My Old School」や「Reelin' in the years」をノリノリで聴かせるパターン。 アンコールもそのままの状態で「Kid Charmaigne」。バックの強者たちの安定感も相変わらずで、何度見ても キースのドラミングは素晴らしい。また、日本にも来てほしいものだ。

2013年10月14日月曜日

New York Philharmonic-Beethoven Symphony No.9 / October 4 in Avery Fisher Hall at Lincoln Center, New York

初めてのリンカーンセンター。クラシックの箱となっているのがこのAvery Fisher Hall。この他にメトロポリタンオペラハウスとジャズなどのホール、それに演劇のホールなどがあり、まさにニューヨークの芸術の殿堂となっている。 さて、ニューヨークフィルの今夜の出し物は、ベートーベンの第九。音楽監督を務めるアラン・ギルバートの指揮によるもので、合唱にはマンハッタン・スクール・オブ・ミュージックの学生たち(と思われる)、そして4人のソロイストもプロフェッショナルが揃っていた。はじめは現代音楽の曲を演奏したのだが、とにかくオーケストラの音の大きさ、音圧に圧倒された。これが本場のオーケストラの迫力なのか。最後の第4楽章の迫力たるや、クラシックのイメージがひっくり返されるほどの音圧と音量に体が震えた。 第九そのものが構成もゴージャスだが、それ以上にオーケストラの音が変幻自在。アメリカの一流オーケストラの実力というのは、確かにすばらしかった。今度はウィーンフィルの生音を聞いてみたい。

2013年9月24日火曜日

The Brand New Heavies/ September 18 at Bluenote Tokyo

イギリス生まれのファンク/ソウルバンド。昔からイギリスと 黒人音楽の関係は密接で、白人らしからぬ黒っぽいサウンドで 人気となったAverage White Bandだけでなく、ソウルそのものが イギリスの音楽シーンにおいては重要な位置を占めている。 そもそも、あのビートルズが憧れたのもソウルグループだったでは ないか。 そんなわけで、8人組のサウンドはまことに今風であり、なおかつ ソウルのテイストもしっかりとしたもの。ヴォーカリストを入れ替え 新ヴォーカルのお披露目となったわけでが、昔から一員だったのでは ないかと思うほどバンドに溶け込んでいた。 このバンドの核はベースのアンディ、ギターのサイモン、そしてドラムス &ヴォーカルのジャンの3人。二人の管楽器奏者もいい味をだしていたが とにかくパワフルな演奏にノックアウトされた。「You Are The Universe」 も最後に登場!

2013年9月11日水曜日

George Benson/ August 30 at Sumida Triphony Hall

ジョージベンソンをライブで見るのは初めてだ! ギターの名人であることはもちろんヴォーカリストとしても一級品のアーティストである。キーボード2台、ギター、ベースにドラムスという5リズムのバンドを従えて、「マスカレード」「ギヴ・ミー・ザ・ナイト」などの大ヒット曲が次から次に飛び出す。今さらだが、実にいっぱいヒットを飛ばしているのだ。その意味でも大アーティスト。ミュージカルディレクターはランディ・ウォルドマンという人で、ベテランらしいバンドさばきが見事でした。また、ニューアルバムはナットキングコールのカヴァーものとなっているらしく、「アンフォゲッタブル」も披露してくれた。とにかく、その声量に驚き。ジェイムステイラーも凄かったが、ベンソンも声が大きいこと。よいヴォーカリストの第一条件かもしれない。

2013年7月19日金曜日

Harumi Tsuyuzaki "Home from Home"/ July 14 at JZ Brat (Shibuya)

昨年はR&Bの名曲をカヴァーしたアルバムを発表した露崎春女が、ピアノ弾き語りのライブにチャレンジだという。ピアノの先生はジャズピアニストの国府弘子だそうで、その国府(観客として来ていたのです)も驚くほどの腕前だった。 もともと歌の実力は折り紙つきだから、それにピアノが加われば「鬼に金棒」状態。オリジナル曲はもちろん、途中にR&Bの名曲やエルトン・ジョンの「Your Song」などもはさんだステージはたっぷり2時間を越える充実したものだった。それにしても、トークもほんとうに面白くて引き込まれるのは、彼女のキャラクターがなせるわざだろう。この弾き語りツアーは4月から始まって、今日がラストだというが、それこそ日本全国を回ったのだという。そのバイタリティにも脱帽! ますます油がのってきた日本が誇るR&Bシンガーなのである。

2013年7月15日月曜日

熱海五郎一座「天使はなぜ村に行ったのか」/ July 7 at Sunshine Theater

一座結成10周年、おめでとうございます。一番最初の「伊東四朗一座〜喜劇 熱海迷宮事件」が2004年でしたか。本当に月日の経つのは早いもの。伊東さんが参加しないときは「熱海五郎一座」になったり、ときには合同公演!?になったりと、みる方を楽しませる企画で私も10年楽しんできました。ライブに行けなかったのは最初の熱海五郎一座だけ。でもDVDは全部持っています。 とにかく、東京軽演劇の伝統を継ぐ人たちは今や彼らしかいないので、どうしても見逃す訳にはいかないのだ。伊東さんと三宅さんがライブコントをやっているということを知って、初めて舞台に接したのが2002年だったから、私自身は12年目。まだまだ楽しみたいものです。 さて、今回のヒロインは、浅野ゆう子。本人が共演を熱望していたということだが、本当に楽しく演じている感じと三宅さんたちへのリスペクトが伝わってきた。それにしても立ち姿、姿勢の美しい人だった。まだまだ素敵です。シナリオは日本の高齢化社会を題材にしたシニカルなものだったが、そこは職人の妹尾さんがうまくまとめていた。次はあの伊東さん、三宅さんの歌になっちゃうコントが聞きたい。

2013年4月28日日曜日

渡辺正行の落語/ April 28, 2013 at 仏日庵・円覚寺

TVタレントというより、今は東京の若手芸人の育ての親としても知られるコント赤信号の渡辺リーダー。もともと三宅裕司や立川志の輔の後輩として明治大学の落語研究会(いわゆる落研)の部長でもあったそうで、落語との縁は深いのだ。ここでのライブイベントをプロデュースを担当している友人の植竹くんに言わせると、プロではないがうまい落語を聞かせるのは、この渡辺とビートたけしであるという。 今回は「時そば」と「寝床」の2席を聞かせてくれたのだが、なかなか迫力のある話しっぷりで堪能させてもらった。でも、リーダー、正座の練習はしないと、ちょっと長い時間の話はむずかしいかも(笑)。 2席の間には、今が旬の若手コントグループが登場。昨年のキング・オブ・コントで優勝した「バイきんぐ」と、やはりキング・オブ・コントで準決勝まで進んだことのある若手「うしろシティ」。舞台でないところのコントは難しそうだったが、それぞれの個性が発揮されたコントを見せてくれた。いや、お腹いっぱいの笑いをいただきました!

2013年4月14日日曜日

趣味の部屋 The Room/ April 13, 2013 at Parco Theater

まさに極上のエンタテインメントを堪能させてもらった。これだから舞台は辞められない! 戦前の青年を彷彿とさせる俳優(!?)中井貴一が企画し、「リーガル・ハイ」や「相棒」などで最近注目度が高まっている脚本家、古沢良太がオリジナルに書き下ろした一幕ものの演劇だ。パルコ劇場40周年記念シリーズに相応しい完成度とオリジナリティ。ミステリーとコメディが絶妙にブレンドされており、客席は何度だまされたことか。。。まさにスリリングな展開の連続。舞台の醍醐味、ここにあり。 120分を越える長さをひとつも感じさせないストーリー展開の妙ももちろんだが、演じる俳優たち、中井、白井晃、川平慈英、戸次重幸そして、紅一点の原幹恵も実に楽しみながら演じている感じが心地良い。様々な伏線の張り方は古沢脚本の特徴らしいが、その良さが十分に発揮された作品といえよう。この人の作品は今後も注目してゆきたい。

2013年3月24日日曜日

Hiromi Uehara SOLO/ March 23 at Bluenote Tokyo

前回はグラミー賞をとったスタンリー・クラークトリオの一員としてのパフォーマンスだったから、久しぶりのソロである。 彼女のソロ・スタイルにはますます磨きがかかっていて、聴衆をまきこむ雰囲気の作り方とか、彼女の呼吸に観客がついていく、あのプレイの感じは彼女のソロパフォーマンス独特のものだろう。それにしてもあの速さにして、ミスタッチがひとつも聞こえないというのは、どういうことなのだろう。 テクニック的にはまさに世界一のジャズピアニストといっていいだろう。今回はラストに長編「ラプソディ・イン・ブルー」を用意していたが、その変幻自在な演奏とカデンツァに似た部分の圧倒的なプレイにノックアウトされてしまった。まさに日本が世界に誇るべきジャズピアニストである。

2013年3月10日日曜日

ホロヴィッツとの対話/ March 10 at Parco Theater

東日本大震災直後の「国民の映画」、そして昨年の「90ミニッツ」に続くパルコ劇場プロデュースの三谷作品を見てきた。 今回は今や世界的映画スターとなった渡辺謙に演技派の段田安則、高泉淳子そして和久井映見の4人芝居だという。題材は天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ夫妻とその調律師フランツ・モア夫妻が過ごしたある夜のお話だ。天才の名をほしいままにしたホロヴィッツ、そして父がトスカニーニという妻ワンダという強烈なキャラクターたちに翻弄されるや・さ・し・い調律師夫妻の運命はいかに?というような提示がストーリーの中で展開してゆくのだが。。。その結果は? 渡辺謙の実に舞台映えする動き、そして声に圧倒されたと同時に、これまた演技力のある段田、高泉などのウマさにも魅了された。もちろん、三谷作品であるので、これまた洒落たエンディングが用意されている。それは見てのお楽しみ。今日は東京公演の千秋楽だったらしい。至福の舞台であった。

2013年2月11日月曜日

CHI-YO-KO-RE-I-TO〜ビターな大人のラブコメディ〜小倉久寛独り立ち公演 Vol.4/ February 10, 2013 at Akasaka Red Theater

2013年最初のエンタテインメントは、我らがオグちゃんこと、小倉久寛の独り立ち公演。もう4回目になり、毎年恒例の舞台のひとつになってきた。 今までの公演は、オムニバス形式だったり、ダンスやコメディを取り入れつつ独特の構成が中心だったが、今回はひとつのストーリーの中でいろいろな要素が展開される。相手役にはいつもステキな女優さんがつくのだが、今回は松田美由紀が担当。色気溢れる彼女役がはまっていた。もちろん、ラサール石井の協力つき。 同じ年とは思えない身のこなしをみせるダンス、かけあいはもちろん、独演でも切れをみせるコントセンス、やはり、三宅さんや伊東さんとは違ったタイプの貴重なコメディアン。まだまだ、見せて下さいね。