2010年5月25日火曜日

Natalie Cole/ May 23 at Bluenote Tokyo


1970年代、年末に徹夜でバーゲンをする有名な輸入盤ショップが原宿の竹下通りにあった。その名はメロディハウス。学生時代、よくバンド仲間の友人と大晦日にレコード漁りに出かけたものだ。そんな頃、このバーゲンでデビューしたての黒人女性のLPを手に入れた。タイトルは「Imseparable」。そう、ナタリー・コールのデビュー盤であった。確か千円ぐらいの破格値(たぶん、新人だから)だったと思う。タイトル曲やデビュー曲「This will be」の素晴らしさから、かなり聴き込んだことをよく覚えている。
30数年の時を経て、そのナタリーのライブを初めて堪能した。今回公演の最終回ということもあり、上記の2曲はもちろん、「Unforgettable」「A Tisket A Tasket」など、ジャズのスタンダード曲から最後はロックンロールまで、素晴らしい声量とフレージングで楽しませてくれる。あの名盤「Unforgettable」から、なんと15年も立ったとは。時の経つのは本当に早いと感じた。バンドの連中も達者ぞろいで、特に女性のミュージカルディレクターが貫禄十分でカッコよかったこと。

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