
昨年の秋にサンフランシスコのYOSHI'Sでピアノトリオを見て以来だから、かれこれ1年ぶりだ。アメリカでもその存在感の大きさに実際触れてみて驚いたのだが、今回のソロピアノはそれ以上のパフォーマンスだった。まさにノックアウトされた感じ!
軽いタッチで始まった1曲目はおなじみジョージ・ガーシュインの「I got rhythm」だったが、その変幻自在なリズム、グルーブ、原曲のイメージを損なうことなく、しかしそこにはHiromi Ueharaの音世界が出現していた。その感じを言葉で伝えることは本当に難しいのだが、彼女がいざ演奏し始めると、その世界に観客ひとりひとりが吸い込まれてゆく、そんな感じのライブである。
もとより超絶的なテクニックを誇るプレイヤーではあるが、そんなことをみじんも感じさせない圧倒的な魅力をもったミュージシャンを我々の国が生み出したことを誇らしくさえ感じた。
まさに「21世紀のジャズピアニスト」と呼ぶに相応しいポジションを彼女は確立してしまったのではないか。今年のライブを締めくくるに相応しいクオリティのソロピアノ・ライブであった。3回にもわたるアンコールにも応えてくれた約2時間の体力にも驚愕してしまった。
ひろみ、グレイト!!














