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Pat Metheny with Larry Grenadier/ January 22 at Blue Note Tokyo

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2010年、ひとりで「オーケストリオン」という驚異的な楽器システムとの 共演コンサートで話題を呼んだパット・メセニー。今回は2008年以来のブルーノートで注目のベーシスト、ラリー・グラナディアとのデュオステージだ。 二人という編成もあり、かなりアコースティック色の強い演奏。アコースティックギター1本の曲や、さまざまなネックや弦がついた特製のトリプルギター(?)など、見た目の楽しさもあり、じっくり聴き込む内容のライブ。 しかしベーシシストのラリーが加わると、「これでもか」というドライヴ感にブルーノート全体が震える。ジャズギターというよりパットの世界が現出する。 最後には、「オーケストリオン」の一部を使った同時演奏(!!)の曲。天才パット・メセニーの天才たる所以を垣間見れた気がした。

笑福亭鶴瓶落語会/ November 19 at Kinokuniya Southern Theater

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年に100席の落語をこなすことを自らに課している、と語る鶴瓶氏の今や恒例となった「落語会」。前回は「死神」をメインとしたプログラムだったが、今年のメインは名人、古今亭志ん生の十八番「お直し」である。 有名な廓話で、もとの舞台が吉原のところを、鶴瓶は大阪の新町に移して 話を展開する。その力のこもった話術に思わず引き込まれる。 冒頭のスタンダップコミック的な日常話から始まり、創作落語をふたつ(どちらも中身の濃いもので、お腹が痛いくらい笑った)話した上でメインの話だから、かれこれ2時間半近くしゃべりっぱなし。そのエネルギーはどこからくるのだろう。 こんどは「鶴瓶話(日常の話をおもしろおかしく話すスタイル)」だけを聴きにいくというのも贅沢な楽しみかもしれない。ますます噺家として油ののってきた鶴瓶だ。

Steely Dan - Jazz/Rock Ambassador To The Galaxy/ October 14 at The Palms /Nevada

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2009年以来のツアーライブである。全米30ヶ所以上の本格的ツアーで、どうやらオーストラリアとニュージーランドツアーも追加されたようだ。 とにかく、アメリカで見る初めてのSダン。地元ならではのノリとリラックスさがミックスした実に大人なライブでした。イントロの「Dizzy's Bidness」とアウトロの「Last Tango In Paris」は二人をのぞくバンドのインストゥルメンタルだが、これだけでも聴きもの。とにかくPAのバランスも素晴らしいし、それぞれの演奏能力も只者ではない。2006年に六本木ビルボードライブに来日したときのメンバーが多数を占めているが、このツアーからの参加組もいるようだ。 ウォルターとドナルドが登場すると会場全体が総立ち。「Your Gold Teeth」そして「Aja」と始まったライブは実に2時間20分を越えるロングバージョン。もちろん、みんなが聞きたい「Josie」「Peg」「Babylon Sisters」などが後半のクライマックス。エンディングは会場全体で「My Old School」を熱唱というしかけだ。 アンコールはおなじみ「Kid Charlemagne」。ギターのジョン・ヘリントンの素晴らしいソロも堪能した。東京でもプレイに感心したドラムスのキース・カーロックはますますバンドに溶け込むと同時にシャッフルをはじめとしたシュアなドラミングを2時間続ける体力にも脱帽しました。早く日本に来て欲しいものですね。

O - CIRQUE DE SOLEIL/ October 12 at Hotel Bellagio, Las Vegasr

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久しぶりのシルク・ド・ソレイユのステージ。3年前にラスベガスに来たとき、「KA」と「ビートルズのLOVE」を見て、そのステージ構成の素晴らしさと舞台装置の巧みさに感動したが、今回もそれ以上の素晴らしさに感心しきりであった。とにかく、舞台における「水」の使い方の妙味と演出のそれこそ針を通すようなタイミングのスリルといったら。。。 出演しているパフォーマーの実力は言うに及ばず、この舞台というかプールというか変幻自在の水舞台はなかなか言葉では語りつくせない。シルクの舞台の特徴が、かならずどのステージにも登場するピエロだ。この「O」にも出てくるが、ここでは物語のMCのような役割を果たしている。 オープンしてから13年が経過しているにも関わらず、相変わらずチケットの入手が困難だという人気ステージだという。これを見にラスベガスに行く価値のあるショウといえるでしょう。

Gino Vannelli / September 19 at Cotton Club

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1978年の大ヒットアルバム「Brother to Brother」やそれに続く「Nightwalker」で日本での人気も高いジノ・ヴァネリ。昔から一度はライブを体験してみたいアーティストのひとりだった。昨年仕事でミラノに行ったとき、ミラノのBluenoteでライブをやっている情報を手に入れたのだが、日にちが合わず実現しなかった。それがようやく東京で実現! 日本には13年ぶりの来日だという。前にも来ていたとは知らなかった。 ともあれ、youtubeなどで見聞していたライブ姿以上にかっこいいスタイル。とても1952年生まれとは思えない若さだ。声も油の乗り切ったところのようで、実にいい響きのヴォーカル。6人編成のバンドも達者な実力者ばかりで、6人とは思えない音の厚さと広がりは期待以上だった。キーボードはひとりなのに、ピアノとシンセが同時に鳴るサウンドはどうやって作っていたのか、実に不思議だ。 ともあれ、昔はキン肉むきむきのマッチョブリをアピールしていたたが、年をとって落ち着いた姿は見ていても安心できる。曲目はおなじみ「I just wanna stop」とか「Brother to brother」などの昔の曲と最近の曲が半々という感じ。 MCでは日本の大震災をテレビでみていて日本人の高潔さに打たれたという話をしたり、とても好感のもてるキャラクターでもあった。また、ぜひ見てみたいものだ。

Michel Legrand Trio/ September 5 at Bluenote Tokyo

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フランスが誇るマエストロ、ミシェル・ルグランのジャズトリオがなんとブルーノート東京で実現した。御年79歳であるはずだが、いやいやそのプレイの激しいこと。オスカーピーターソンと見紛うほどの手数。細かいフレーズがあとからあとから湧いてくるプレイは豪快そのもの。ベースやドラムスとの息もぴったり。ほんとに素晴らしいアーティストだった。 この回では「僕の曲以外は演奏しないよ」と宣言し、自作曲ばかりを演奏したが、そこは名曲の数々「風のささやき」「ロシュフォールの恋人たち」など、ジャズっぽくもあり、シャンソンの繊細なため息も聞こえるような、まさにルグランならではの曲に酔いしれた。 アンコールはもちろん大出世作「シェルブールの雨傘」のメインテーマ。そういえば、この映画、すべてのセリフが歌だって、知ってました? ぜひ一度御覧ください。いちど歌ってみたいですね「mon amour」とか。。。

小倉久寛「ダンス天国」/ September 4 at Theater Sun-mall

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独り立ち公演の第1回「踊る職業不安定所」、第2回「ウノ・ドス・トレス」にひき続いての第三回公演。今回は演出にラ・サール石井を迎えてさらに中身の濃い舞台に仕上がったな、という感想だ。心臓発作によってあの世に行ったはずの主人公。生きていたときの行いからは地獄行きが当然だったのだが、なんど神様(声は御大、伊東四朗)の裁定により、もう一度地上に降りて「良いこと」をしたら天国に入れてもらえることになった。はたして。。。というストーリー。 第1回から数えれば三回めの共演となる植木豪(彼はヴォーカルダンスグループPaniCrewのメインヴォーカル)が実にいい。オグちゃんとの掛け合いの間など、ところどころオグちゃんと三宅裕司のかけあいコントを彷彿とさせる瞬間もある。現在、三宅座長は病気療養中ということもあり、SETをしょってたつのはまさにオグちゃんなのです。 さらに、オグちゃん公演の楽しみともなってきた共演ヒロインは、元宝塚ガールの樹里咲穂。舞台出身だけに実にいきいきとした動きがいい。その上、コントもしなやかにこなしてしまうところなど、素晴らしい。関西出身のDNAなのだろうか。 次回がまたまた楽しみである。オグちゃん、頼むよ!!