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伊東四朗一座/ June 14 at Honda Theater

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三年ぶりに復活した「伊東四朗一座」が、下北沢に帰ってきた。今度のテーマは、政治家である。三宅裕司、小倉久寛のSETコンビ、コント赤信号の渡辺、ラサールはもちろん、おなじみになった春風亭昇太、アズマックスに加えて、今回は紅一点、戸田恵子の加入で芝居に幅がでた感じ。場面転換のタイミングも絶妙。 また、いつにもまして音楽ギャグが満載でした。普通に歌っているけど、いつのまにか半音低くなり、最後にはドン引き演歌になってしまうという歌手や、政治家によるコントの場面では伊東さんのおはこである「何でも歌ってしまう癖」が全員に乗り移ったり。。。 それぞれの持ち味を生かした台本も良し。楽日の前日ということもあって、役者さんのアドリブにも余裕があって、見せ場だらけで、笑い疲れてしまいました。来年は伊東四朗一座+熱海五郎一座だそうで。またまたチケット入手が難しいかも。

Nobuhiko Kobayashi/ 定本日本の喜劇人

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映画演劇に関する分野での名著、「定本日本の喜劇人」が再編集され、二分冊という形で発売された。この30年間にわたる日本のコメディ系譜を知るには唯一のバイブルである。 小林信彦氏のエンターテインメントについての批評眼を長年信じてきたが、いまだに彼が第一人者というのもさびしい気がするのだが。。とはいえ、「森繁病」など彼独特の言葉遣いやプライベートでも付き合いのあった渥美清とのさまざまなエピソードなど、独特の観察眼を生かした文章からコメディアンたちの素顔が垣間見えることも、また魅力といえよう。 この版の売りは、これまでに出た喜劇関係の本「おかしな男渥美清」「笑学百科」なども組み込み、喜劇人篇とエンターティナー篇に分けたこと。そして、初めて本になった「これがタレントだ」を収録したことだろう。「真のコメディアンは舞台から出てくる」という彼の言葉は、今も時代を越えて生きている。彼が「最後の喜劇人」と呼んだ伊東四朗の舞台がまもなく始まる。今年も劇場通いはやめられそうにない。 そうそう、小林信彦といえば、 大瀧さんのコラム も忘れられない。

Leon Russell/ May 17 at Billboard Live

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伝説のミュージシャン、レオン・ラッセル御大を生で見るのは初めて。最近リリースされたベスト盤のジャケットとよく似た太めの体型。アロハシャツに杖をついてステージに現れるところなんぞは、まさに彼らしいではないか。今回は、ドラムス、ベース、ギターの3リズムに、レオンのピアノ(ローランド)そして、盲目だがブルージーで最高だったオルガン奏者、ブライアン・リーという5人編成。 ブルースやシャッフルビートを中心とした選曲で、MCもなしにひたすら曲を演奏し続けるというスタイル。終わってみれば、なんと1ステージで20曲もプレイしてくれたのだ。オープニングは、ご存じ「Delta Lady」。日本では間違いなく彼のNO.1ヒットであろう「A Song For You」は、ブルージーなオルガンとピアノのデュオ。それにしても、オルガンのブライアン、メチャメチャうまかったです。こういう人がいるから、アメリカはまだまだ侮れませんな。 エンディングの方では、「Jumpin' Jack Flash」や「Roll Over Beethoven」など、ノリノリのR&Rでわかせてくれました。レオンのピアノは、やはリニューオーリンズの香り漂うスタイル。久々に骨太のロックを堪能させてくれましたよ。

Hisahiro Ogura/ May 5 at Tokyo Metro Art Space

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オグちゃんこと、 小倉久寛 の初独り立ち公演、『Paper Eccentric Theater 踊る!職業不安定所』。とにもかくにも、トップビル(主役)看板におめでとう。今や、テレビドラマの貴重な脇役の一人であり、またテレビレポーターとしても大いに活躍中のオグちゃん。とはいえ、やはり彼の魅力はSETをはじめとする舞台である。 今回は彼が職業紹介会社に登録して、いろいろな職業に挑戦する。その職業にチャレンジする場面がすべてコント仕立てという趣向だ。そのコントもラサール石井、妹尾匡夫、寺脇康文らの提供によるもの。中でも、妹尾の書いた「引っ越し屋」というコントが秀逸であった。 また、オグちゃんの人望なのだろう、日替わり、いや公演ごと(一日2回公演も二回あるのだ)に豪華なゲスト(三宅裕司、萩本欽一、伊東四朗、南原清隆等々!!!)が出演している。今回は、戸田恵子さんがゲストであった。オグちゃんを支える若手も芸達者で、植木豪、蘭香レア(美人!!)はコントも達者にこなす。 圧巻は、エンディングを飾るストリート&ヒップホップダンス!53歳(私と同い年なのだ!)とは思えない、オグちゃんの動きにホントに涙がでそうになった。 一番心に残った言葉。「できる、できないじゃない。やるか、やらないかだ」 オグちゃんから、生きる元気と勇気をもらった舞台であった。

Stephen Bishop/ April 29 at Billboard Live

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ブルーノート東京でのケニー・ランキンとのデュオライブ以来の来日である。今回はボサノバをベースにした新アルバム『 ロマンス・イン・リオ 』の発売(2月)プロモーションの意味もあったのだろう。 前回のステージはソロだったが、今度はキーボードプレイヤー、ジム・マーティンとのデュオプレイが中心。曲目はおなじみの「On and On」「Little Italy」「Send Little My Love Away」「Save It For A Rainy Day」「Careless」などなど。実感したのは、彼の作るメロディの非凡さとオープンコードを駆使したギターの響き方(ソノリテか?)のオリジナリティ。メロディだけでなく、コードとのハーモニーが素晴らしいのだ。それにしても、本当にメロディアスな名曲ぞろいだね。 アンコールでは、『ケアレス』の名バラード「Madge」。二曲目は「何かリクエストあるかな?」とのスティーブンの声があったので、私から「Under The Jamaican Moon」を要望。ニック・デカロの名盤『イタリアン・グラフィティ』でも取り上げられていた名曲。途中ファルセットになるメロディは、何度聞いても鳥肌もの。作者であるスティーブンの声を生で聞けた ことにさらに感激! 最後にはCDにサインまでしてもらったのでした!!(代官様、うらやましい?) PS 追加情報。ランディ・エデルマンの『Prime Cuts』とともに、CDを探していたのがビショップの『Careless』とセカンドの『BISH』ですが、とうとう見つけました。 アメリカにある Hip-O-Select というサイト、懐かしの音源がいろいろありますよ。覗いてみて!

TAKE 6/ April 13 at Bluenote Tokyo

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毎度おなじみ、 TAKE6 のブルーノート公演。今回は、非常に無駄のないアカペラ中心のステージを堪能させてくれた。このところのステージでは、歌われていなかった「If we ever」をオープニングに、最新アルバム『Feels Good』からの「Just In Time」や「Lamb of God」はもちろん、選曲もカチッとしていて実に小気味よいステージング。なんでも『Standards』という新しいCDを録音しているそうで、この秋にはリリースの予定だとのこと。楽しみである。 たしか前回のステージから、代理メンバーとして来日しているクリスチャン・デントリーも完璧にグループに溶け込んでおり、ますます存在感を増している。このような若手が次から次に出てくるのが、アメリカのすごいところだ。みっちり1時間半をかけたステージには、物まねコーナーらしきものもあり、Michael McDonald, Stevie Wonder, そしてMichael Jacksonらが飛び出し、観客もノリノリ。 ヴォーカルグループとしての存在感がますます充実してきたライブであった。新アルバムが早く聞きたいものだ。

Crusaders/ Feb 26 at Bluenote Tokyo

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「フェンダー・ローズの透明で乾いた響きは、やっぱり、都会の夜によく似合う!」 30年ぶりに、生で聞いたジョー・サンプルのローズサウンドに酔いしれました。 今回のライブでは、ドラムスに懐かしスティーブ・ガッド、ベースにジョーの息子、 ニック・サンプル、さらにはレイ・パーカー・ジュニアのギターという豪華版に加えて 北欧の名トロンボーン・プレイヤー、ニルス・ラングレンも参戦。 約2時間近くのパフォーマンスは、見所、聴き所がいっぱいでした。 100回近くはレコードを聞いた覚えがある「So Far Away」には、 ひときわ大きな歓声が起きた。 マタ、ギターリフが印象的な「Put it where you want it」、 そしてアンコールで聞かせてくれた「Street Life」まで。 至福の時間がすぎてゆく。 彼らはすでに60代を迎えているが、情熱と油ののったグルーヴ感は未だに変わらない。 スティーブ・ガッドのドラムスも曲が進むたびにシャープさを増していく。 彼独特のグルーヴは、ハイハットワークとスネアドラムのリズム・コンビネーション にあると確信した。