2018年9月26日水曜日

Pianistar HIROSHI/ September 23 at Tokyo Bunka Kaikan

リットーミュージック時代には大変お世話になった方であると同時に、今はクラシック界の異色ピアニストとして著名なHIROSHIこと、吉田弘さん。4月のリットー会でも久しぶりにお会いできた。昔から大変優しい人柄で誰にでも好かれる人だったが、初めて拝見したコンサートも非常に彼の人となりが伝わってくるステージだった。合間のトークもなかなか洒落ていて、舞台にはピアノ1台というシンプルな演出だが、衣装や照明等のプロ仕事に支えられ堂々としたスターぶりである。また、アンコールは客席からのリクエストに応えて即興でピアノアレンジ。しかも数曲をメドレーにするという離れ業。今回は12曲もつなげてみせた。吉田さん、素晴らしい!

2018年9月24日月曜日

Ai Kuwabara with Steve Gadd and Will Lee / September 22 at Bluenote Tokyo

東京でのライブとしては、2度めになるトリオ。初回にくらべるとあいちゃんもかなりリラックスした演奏になってきた。二大巨匠とも堂々にわたりあっているではないか。たいしたものです。今回はスタンダードの選曲もあり「黒いオルフェ」からのメドレーでは、ウィルがポルトガル語でヴォーカルを担当したり、楽しめる内容だった。昔レコードでしか聞いたことがなかったガッドやリーをこんな目の前で聞ける時代がくるとは。幸せなものです。じっくりかみしめたい。

2018年9月20日木曜日

My Fair Lady / September 16 at Theater Orb

東宝ミュージカルの原点とも言うべき「マイ・フェア・レディ」の新しい演出版である。イライザとヒギンズ教授がダブルキャストという話題もあってか大人気だそうで、本日も超満員。特に神田沙也加、別所哲也コンビの日はどこも満員御礼とのこと。 今日がこのキャストの初日だったそうだが、素晴らしい出来だった。原作者や演出の縛りがあるのだろう。衣装や編曲も映画やブロードウェイ版とほぼ一緒。ただ、なんといっても神田沙也加のミュージカル女優としての魅力が溢れ出た舞台であることはまちがいない。脚本と歌詞は演出のG2によって書き直されたらしく、原曲の意味をしっかり踏まえた日本語詞になっていた。脇役の出演者のレベル、音響、舞台装置など日本のミュージカルも質の高いものになってきた。