2013年7月19日金曜日

Harumi Tsuyuzaki "Home from Home"/ July 14 at JZ Brat (Shibuya)

昨年はR&Bの名曲をカヴァーしたアルバムを発表した露崎春女が、ピアノ弾き語りのライブにチャレンジだという。ピアノの先生はジャズピアニストの国府弘子だそうで、その国府(観客として来ていたのです)も驚くほどの腕前だった。 もともと歌の実力は折り紙つきだから、それにピアノが加われば「鬼に金棒」状態。オリジナル曲はもちろん、途中にR&Bの名曲やエルトン・ジョンの「Your Song」などもはさんだステージはたっぷり2時間を越える充実したものだった。それにしても、トークもほんとうに面白くて引き込まれるのは、彼女のキャラクターがなせるわざだろう。この弾き語りツアーは4月から始まって、今日がラストだというが、それこそ日本全国を回ったのだという。そのバイタリティにも脱帽! ますます油がのってきた日本が誇るR&Bシンガーなのである。

2013年7月15日月曜日

熱海五郎一座「天使はなぜ村に行ったのか」/ July 7 at Sunshine Theater

一座結成10周年、おめでとうございます。一番最初の「伊東四朗一座〜喜劇 熱海迷宮事件」が2004年でしたか。本当に月日の経つのは早いもの。伊東さんが参加しないときは「熱海五郎一座」になったり、ときには合同公演!?になったりと、みる方を楽しませる企画で私も10年楽しんできました。ライブに行けなかったのは最初の熱海五郎一座だけ。でもDVDは全部持っています。 とにかく、東京軽演劇の伝統を継ぐ人たちは今や彼らしかいないので、どうしても見逃す訳にはいかないのだ。伊東さんと三宅さんがライブコントをやっているということを知って、初めて舞台に接したのが2002年だったから、私自身は12年目。まだまだ楽しみたいものです。 さて、今回のヒロインは、浅野ゆう子。本人が共演を熱望していたということだが、本当に楽しく演じている感じと三宅さんたちへのリスペクトが伝わってきた。それにしても立ち姿、姿勢の美しい人だった。まだまだ素敵です。シナリオは日本の高齢化社会を題材にしたシニカルなものだったが、そこは職人の妹尾さんがうまくまとめていた。次はあの伊東さん、三宅さんの歌になっちゃうコントが聞きたい。