圧倒的に猥雑で、圧倒的にパワフルな舞台だった。実在したと言われる男娼の街「下谷万年町」を舞台に現在と過去が語られてゆく。
1981年、パルコ劇場で演じられた初演と同じく、唐十郎と蜷川幸雄のリユニオンとなったステージは、藤原竜也、宮沢りえ、そしてAAAのメンバーでもある西島隆宏をメインキャストに総勢40名以上の大掛かりなもの。また脇役も豪華で六平直政や沢竜二といった演劇界の重鎮をはじめ、たけし軍団の井出らっきょや三又又三までくせのある連中が一同に並ぶ舞台は日本演劇のパワーを感じさせてくれた。
セットの時代感やつくりの丁寧さ、また時おり挿入される歌や照明効果など、3時間を越える長さなのに、エンディングまで一挙にひっぱられる展開とスピードに圧倒される。一度ではその深さがわからないのかもしれない。蜷川演出の素晴らしさをようやく味わえた気がする。
2012年2月5日日曜日
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