
昨年10月のスタート時から一度は観たいと思っていたシルク・ドゥ・ソレイユの「ZED」。シルクには常設の劇場でしか上演しない固定プログラムと各国の都市を巡演するツアープログラムの二種類があり、この「ZED」は日本で初めての常設プログラムである。日本では今年もツアーの「コルテオ」が上演されており、日本の観客にももはやおなじみのシルクだが、彼らは世界中で同様の上演を数多く行っており、4000人を超えるスタッフを擁する世界的規模のエンタテイメント集団となっている。
さて、「ZED」である。ラスベガスで観た二つの公演も素晴らしかったが、この公演の完成度はそれ以上と言えるかもしれない。人間業とは思えないパフォーマンスの数々、常設劇場ならではの舞台や装置の素晴らしさ、照明や音楽の一体感、どれをとっても世界レベルのパフォーミングアートである。一度では味わい尽くせない贅沢さだ。もう一度、今度は冬に楽しみたいものである。
