2008年10月24日金曜日

林哲司 Hit Song File/ October 23 at Tokyo International Forum


80年代の主なヒット曲メーカーであった林哲司氏の作曲家35周年記念のコンサートが実現。杏里、杉山清貴とオメガトライブ、上田正樹、そして竹内まりや、稲垣潤一へ数々の楽曲を提供するばかりでなく、自らもシンガーソングライターとしての経歴を持つ。ご本人は日本のバカラックを目指していたと語っていたが、バラードに名曲が多いことからいうと、日本のバリー・マンとも言えるかもしれない。
ライブは彼自身の歌と豪華なゲストが交互に登場する形式で、杉山清貴、上田正樹、そして何とサプライズゲストは、現在ベスト盤が1位を驀進中の「竹内まりや」であった。ヒットナンバー「セプテンバー」に加えて、27年ぶりにライブで歌ったという「象牙海岸」を披露したまりやに客席も大盛り上がり! 歌声の力強さもさることながら、会場全体が彼女のオーラで満たされた時間だった。とにかく全29曲を3時間を超えるライブで届けてくれた林さんに大感謝。これからも名曲を期待してます。

2008年10月16日木曜日

SET本公演「任侠るねっさんす」/ October 15 at Tokyo Art Theater


三宅裕司氏率いるスーパーエキセントリックシアターの本公演は毎年秋に行われているが、今年は少し早めのタイミングである。今年のテーマは戦後間もない時代を舞台にした任侠もの。とは言っても、単なるヤクザの話ではない。
最近の日本や日本人が忘れてしまった、義理、人情、無償の行為などを振り返る素材として、任侠ものを取り上げているのだ。本公演ならではのテーマ性である。
特別ゲストとして、歌姫の役を演じた「松本明子」は素晴らしかった。あそこまで歌が上手だとは思わなかった。ジャズから演歌まで幅広いフトコロを感じさせる歌声。ミュージカル女優として十分通用するのではないか。
そういえば、彼女も昔日本テレビでやっていたコント番組「いい加減にします」のレギュラーだったのだ。どおりで達者なわけです。

2008年10月6日月曜日

ラ・ママ新人コント大会250回スペシャル/ October 3 at Haiyuza Theatre



コント赤信号の渡辺正行が主催する新人コント大会(渋谷のラ・ママで毎月開かれている)の250回を記念したスペシャルバージョンが、六本木俳優座劇場で開催された。
これまでの22年間にこの大会から生まれてきたお笑いタレントが一堂に会するという。
この日のゲストは、爆笑問題、ネプチューンという大物から、バナナマン、クワバタオハラ、そしれ小島よしおまで、豪華な顔ぶれだった。
毎月行われているプログラムに沿って、準ネタ、本ネタ、そして登竜門となっているコーラスラインというレベルごとに新人が芸を競う。
東京には吉本興業のような一大勢力がない代わり、純粋な芸を目指す人々を支えるこのような舞台があることを誇りにしたい。
リーダー、そして、大学時代からの友人である植竹をはじめとするスタッフの方々にエールを送りたい。ますます頑張ってください。