2008年7月30日水曜日

Lyrico with MIO/ July 29 at Sweet Basil 139


実力派シンガー、LYRICOこと露崎春女(つゆさきはるみ)と、曲作りのパートナーでもあるMIOとのデュエットステージ。前半は、MIOのソロ、そして後半はLYRICOの単独ステージという構成でところどころに、お互いがゲストで登場する、ちょっと変わった構成。
はじめてみたLYRICOの印象は、まさに「スーパーシンガー!!」。目をつぶって聞いていると、まるで黒人女性シンガーのような声量とテクニックをもっている。日本にもこれだけの歌手が誕生したことを素直に喜びたい。正直、彼女だけのステージをもっと聞きたかったと思う。
オリジナルもはさんだステージでは、洋物にその真価が発揮されていて、ミュージカル『ドリームガールズ』」からの「And I Am Telling You I'm Not Going」、ホイットニーヒューストンのカヴァーなど、それぞれに聞き惚れる内容。もっともっとメジャーになってほしいですね!

2008年7月7日月曜日

Ramsey Lewis/ July 5 at Bluenote Tokyo



ジャズ・フュージョン界の才人、ラムゼイ・ルイスの12年ぶりのライブである。
70歳を超えているとは思えない若さ(見た目もそうだが、姿勢のよさには感心した。本当に上品さをもったジェントルマンという印象である)と身のこなしがすばらしい。
トリオを支えるのは、やはりベテランのベース、ラリー・グレイとドラムス、レオン・ジョイス。繊細でいて、フュージョンにも通じるリズム感を失わない演奏は見事だった。淡々と演奏が続く中で、それぞれのソロパートも大いに聴き応えがあり、特にラリー・グレイの弓を使った技術は今までにみたどのベーシストとも違い個性あふれるプレイだった。
最後には、おなじみの「ヂ・イン・クラウド」「サン・ゴッデス」などの曲目で観衆を盛り上げてくれた。