2020年9月19日土曜日

ベイジルタウンの女神/ September 18 at Setagaya Public Theater

劇作家・演出家として人気の高いケラリーノ・サンドロビッチの舞台は初めて。ただ、予想以上に楽しい芝居で大いに楽しめた。主演の緒方たまきの熱演もさることながら、いや、豪華な俳優陣にびっくり。仲村トオル、水野真紀、吉岡里帆、そして昨年の朝テレで人気の出た松下洸平などなど。アメリカのある貧民街を舞台にしたフィクションだが、喜劇的なセリフ、現代的な舞台演出の効果により、長時間にもかかわらず堪能させていただきました。今後、フォローしていきたい。

2020年9月12日土曜日

上原ひろみ"Save Live Music" HIROMI - Ballads-/ September 11 at Bluenote Tokyo

先週に引き続いての上原ひろみ、今度はバラードだけを集めたマニアックなライブ。この回は同時にオンライン配信も行われていて、実際の観客とオンラインの観客に向けた挨拶があり、なんか不思議な感覚に襲われた。さて、パフォーマンスだが、今までみたひろみさんのライブの中でも特筆すべきクオリティだったのではないか。バラードのうまさには昔から定評があった彼女だが、こうしてバラードだけのプレイを聞くと、その発想力、繊細さ、また技術に裏打ちされた音の表情の奥行きさなど、世界一といっていい。時間は多少短かったが、ピアノの音にまさに酔いしれた夜だった。

上原ひろみ "Save Live Music" HIROMI -Place To Be-/ September 4 at Bluenote Tokyo

前回はオンライン配信だったが、半年ぶりにほんもののライブ。今回のテーマはおよそ10年前に発表された「Place To Be」。ラスベガスの組曲をはじめ、魅力的なレパートリーが披露された。 やはり生で聞く、見るライブは最高だ。客席は以前の3割。大きな声で声をかけることもあまりできない状況だが、拍手だけは鳴り響いていた。

2020年9月4日金曜日

上原ひろみ"Save Live Music" Hiromi -Spectrum-"/ August 28 at Online (Bluenote Tokyo)

新型コロナウイルスの影響で海外からのミュージシャン公演がほぼゼロとなっている今、ライブ界をもりあげよう、と我らが「上原ひろみ」が東京に帰ってきた。このライブを含めて、全部で4テーマのソロライブをほぼ1ヶ月にわたって東京における彼女のホームとでもいうべきブルーノート東京でおこなった。これは実際のライブ+配信というハイブリッド形式。昨年の暮にサントリーホールで披露した最新作をベースにしたソロライブ。いつもながら、その圧倒的なパフォーマンスに魅了された。

山下達郎 SUPER STREAMING/ July 30 at Online

もともとオリンピックイヤーであるはずだった今年。ホール不足からライブハウスでのアコースティックライブを予定していた山下達郎も結局すべての公演をキャンセルせざるをえなくなり、オンライン配信ライブにチャレンジすることとなった。だが、さすがにタツロー、音にこだわったプラットフォームのみの配信で配信とは思えないサウンドクオリティのライブとなった。京都・拾得でのアコースティックライブと一昨年に行われた木更津のライブ+おまけ映像という贅沢な内容だった。

Gen Hoshino's 10th Anniversary Concert "GRATITUDE"/ July 12 at Online (Shibuya Egg)

オンラインによる配信ライブ、第2弾は、星野源。最初にライブを開いた渋谷のライブハウスからの中継?+アルファの映像。10万人以上が視聴していたらしく、途中回線が遅くなるトラブルも続出したとのこと。配信ライブのいろいろな課題がかいまみえた。セットリストは昨年のワールドツアー+新曲で、達者なミュージシャンをバックに星野源ワールドが展開した。

Gospellers LIVE "ライブハウスからハーモニーを”/ July 5 at Online (from Billboard Tokyo)

12月に発生した中国発の新型コロナウイルスによって、世界中の営みが大きく変わってしまった。そのひとつがエンタテインメント業界で、人が集合するライブができなくなった。 その代替として、さまざまなアーティストが配信ライブを開始、そのさきがけのひとつがこのゴスペラーズだ。東京のビルボードライブからいつものライブを配信によってお茶の間に届けたのである。 このような状況を誰が想像しただろうか。