2012年9月7日金曜日
露崎春女 The Live 2012 "RESPECT"/ September 2 at Mt. Rainier Hall (Shibuya)
昔はLylicoと名乗っていたが、最近は「露崎春女」名義に定着した彼女。7月に70年代のソウルミュージックの名曲と彼女の師ともいうべきホイットニーヒューストンのカヴァーアルバムを発表、その曲を中心にした素晴らしいライブ。前回、六本木で聞いたときはライブのテーマも明確ではなかったが、今回はシンガーとしての本領を発揮した舞台で、彼女の才能がそこらじゅうにほとばしる舞台だった。
それにしても70年代のソウルにはなんと名作ぞろいのことか。
客席との一体感も十分で、彼女の地声はなんと大きいこと。あの小さな体のどこからでているのか、と思うくらい全身から響いてくる。思わずつられて歌っている自分がそこにいた。春名さん、サイコーでした。もちろん、バンドもよかったです。
2012年9月4日火曜日
山下達郎シアター・ライブ/ September 1 at BALD 9
1984年〜2012年のライブの中から選りすぐりの映像を構成したシアター・ライブという新しい試み。映画館でライブを見るのは初めてだが、さて。
超満員のシアターに、おなじみのアカペラが流れる。さすがに最近の映画館は音が素晴らしい。ライブを見ているときよりも音質がいいかもしれない。
最初は80年代の懐かしいパフォーマンスから始まる。さすがに映像の解像度は粗いが、タツローの若いこと。アカペラの「So Much In Love」は、昔ライブでも何度か聞いたことがあった。
ライブではおなじみのMCがないせいか、曲が次から次への流れるが、昨年大ヒットした「希望という名の光」のときに、はじめてMCが入る。このへんの構成は心憎いばかり。今年のライブは行けなかったが、やはりこの人はライブがいい。Go Ahead!
英国王のスピーチ/ August 26 at Setagaya Public Theatre
コリン・ファースがアカデミー主演男優賞を得た名作の舞台版、というより、もともと舞台のほうが先であったようだ。確かに演劇向きのテーマであるし、舞台向きの題材、ということなのだろう。構成もよく練られていて、長い芝居だが飽きさせない工夫が見える。
さて、主演はあの東山紀之、言語聴覚士ローグは三谷組の近藤芳正、そして国王の妻は安田成美という布陣。それぞれが役を自然に演じていて、引き込まれる場面もしばしば。見ごたえのある舞台、といっていいだろう。そうそう、ラ・サール石井がチャーチルを演じているのだが、なかなかいい味を出していた。
ストレートプレイは久しぶりだが、こういう感じの舞台も捨てがたい。また、映画がみたくなった。
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