2008年4月30日水曜日

Stephen Bishop/ April 29 at Billboard Live


ブルーノート東京でのケニー・ランキンとのデュオライブ以来の来日である。今回はボサノバをベースにした新アルバム『ロマンス・イン・リオ』の発売(2月)プロモーションの意味もあったのだろう。
前回のステージはソロだったが、今度はキーボードプレイヤー、ジム・マーティンとのデュオプレイが中心。曲目はおなじみの「On and On」「Little Italy」「Send Little My Love Away」「Save It For A Rainy Day」「Careless」などなど。実感したのは、彼の作るメロディの非凡さとオープンコードを駆使したギターの響き方(ソノリテか?)のオリジナリティ。メロディだけでなく、コードとのハーモニーが素晴らしいのだ。それにしても、本当にメロディアスな名曲ぞろいだね。
アンコールでは、『ケアレス』の名バラード「Madge」。二曲目は「何かリクエストあるかな?」とのスティーブンの声があったので、私から「Under The Jamaican Moon」を要望。ニック・デカロの名盤『イタリアン・グラフィティ』でも取り上げられていた名曲。途中ファルセットになるメロディは、何度聞いても鳥肌もの。作者であるスティーブンの声を生で聞けた
ことにさらに感激! 最後にはCDにサインまでしてもらったのでした!!(代官様、うらやましい?)
PS 追加情報。ランディ・エデルマンの『Prime Cuts』とともに、CDを探していたのがビショップの『Careless』とセカンドの『BISH』ですが、とうとう見つけました。
アメリカにあるHip-O-Selectというサイト、懐かしの音源がいろいろありますよ。覗いてみて!

2008年4月14日月曜日

TAKE 6/ April 13 at Bluenote Tokyo



毎度おなじみ、TAKE6のブルーノート公演。今回は、非常に無駄のないアカペラ中心のステージを堪能させてくれた。このところのステージでは、歌われていなかった「If we ever」をオープニングに、最新アルバム『Feels Good』からの「Just In Time」や「Lamb of God」はもちろん、選曲もカチッとしていて実に小気味よいステージング。なんでも『Standards』という新しいCDを録音しているそうで、この秋にはリリースの予定だとのこと。楽しみである。
たしか前回のステージから、代理メンバーとして来日しているクリスチャン・デントリーも完璧にグループに溶け込んでおり、ますます存在感を増している。このような若手が次から次に出てくるのが、アメリカのすごいところだ。みっちり1時間半をかけたステージには、物まねコーナーらしきものもあり、Michael McDonald, Stevie Wonder, そしてMichael Jacksonらが飛び出し、観客もノリノリ。
ヴォーカルグループとしての存在感がますます充実してきたライブであった。新アルバムが早く聞きたいものだ。