2021年12月14日火曜日

大貫妙子アコースティックコンサート2021/ December 8 at Tokyo Opera City Concert Hall

約1年ぶりのコンサート。豪華なオーケストラアレンジの前回とは変わり、比較的軽めのアコースティックセットの公演でした。「横顔」に始まり、ライブで初めて聞けた「美しい人よ」など、相変わらず選曲のセンスには脱帽。編成が少ないだけに、レザパネさんのピアノがコアになっていて、もちろん、素晴らしいアンサンブル。後半には、バンドネオンの小松さんやクラシック畑のサックスアンサンブルも加えたステディな演奏に酔いしれました。昨年の公演もいよいよブルーレイになるそうで、さっそく予約したところ。

2021年11月12日金曜日

太秦ラプソディ・スーパーエキセントリックシアター 第59回本公演/ November 7 at Sunshine Theater

1年ぶりのSET本公演。最近、熱海五郎一座の座付作者として活躍している吉高寿夫氏の快作。今回はテンポもよく、プロット展開も見事な作品。三宅さんとオグちゃんのコントコーナーは、昔熱海五郎一座にも登場したギャグの再演だった。昔のものとくらべても同じ脚本、同じテンポ。いかにコントを突き詰めているかがわかる。それはさておき、とにかく爆笑連続の芝居。ここ数年でもピカイチではないだろうか。

KAZEMACHI Odessey 風街オデッセイ/ November 5-6 at Nihon Budokan

2015年8月の風街レジェントから6年ぶりの松本さんの記念ライブ。今回はあの武道館だった。2日にわたって松本作の数々の名曲が大集合。一日目はアグネス・チャンなど、アイドル、タレント中心のプログラム。二日目は吉田美奈子、南佳孝、小坂忠など、昔からの仲間中心。たっぷりと楽しませていただきました。そして、もちろんラストは、「はっぴいえんど」。今回は鈴木慶一も参加。やはり、あの3人しか出せない音がある。大瀧さんがいないのが寂しいけど。

2021年11月1日月曜日

Yo-Yo Ma and Kathryn Stott Duo Concert/ October 31 at Muse Kawasaki Symphony Hall

投票を無事に済ませてから、約1年9ヶ月ぶりに海外アーティストのライブに川崎まで出かけました。世界一のチェリスト、Yo-Yo MaとKathryn Stottのデュオ・リサイタルです。30年以上にわたってデュオを組んでいる二人の息の合い方、脱帽でした。またマイクもない状況にもかかわらずピアノやチェロの音圧の凄まじいこと。メンデルスゾーンからピアソラまで、幅広いレパートリーを自在に奏でる彼らの音にまさに酔いしれた夜でした。このような日常が帰ってきたことがただただ嬉しい。それにしても彼のチェロの素晴らしいこと、とても筆では語れません。Bravo!!

2021年10月7日木曜日

OZONE & HIROMI - Tribute to Chick Corea/ September 23 at Suntory Hall

また真夏の日差しが戻ってきたみたいな秋分の日。1年ぶりにサントリーホールに出かけてきました。今日は日本が誇るジャズピアニスト、小曽根さんとひろみさん(オリンピック開会式、びっくりしました!)のデュオ。しかもチック・コリアの追悼コンサート。神がかったピアノデュオプレイを堪能しました。意外にもチックの曲だけでなくガーシュインの「3つのプレリュード」を演奏してくれました。鬼気迫る迫力の素晴らしいパフォーマンス。アンコールはもちろん「Spain」。極上の時間を過ごさせていただきました。ブラボー(声は出せなかったけど。。)!!

2021年9月12日日曜日

Six Unlimited Concert Tour 2021/ September 12 at Orchard Hall

終わらない緊急事態宣言のなか、2ヶ月ぶりにライブにでかけました。今日は「Six Unlimited」という気鋭のプロジェクト。雅楽奏者、東儀秀樹、ピアニスト、塩谷哲、ヴァイオリニスト、古澤巌らによるクインテット。昨年結成されたとのことです。邦楽、ジャズ、ラテンが渾然一体となったノンジャンルの音楽で、映画音楽からピアソラまでユニークな選曲、アレンジに魅了されました。ひとりひとりは凄腕のミュージシャンであるので、ときにデュオ、トリオなど曲に応じた編成の変化も面白く、飽きさせないステージでした。

2021年7月26日月曜日

Yuji Miyake and Light Joke Jazz Orchestra / July 18 at Blue Note Tokyo

三宅さんのジャズライブ、久しぶりに出かけてみました。今回のテーマは「ジャズ・スタンダード」。軽妙な司会とともに軽快なドラミングを聞かせてくれました。SETのバックアップメンバー、白土さん、丸山さんのおなじみの出演も毎回の楽しみですが、元スピードの島袋さんの見事なヴォーカルもなかなか良かったです。やはり「音楽と笑い」の素敵な関係は素晴らしい!

Lisa Ono: Fly me to Brazil..../ July 11 at Blue Note Tokyo

2ヶ月ぶりのブルー・ノート。数年ぶりに小野リサさんのライブにでかけました。 今回は「Fly me to Brazil...」というテーマを掲げてブラジル音楽だけでなく、ジャマイカ、アメリカなど、旅行地にまつわる曲で構成されたライブでした。 ブラジルから2名のミュージシャンを招聘したようで、サンバのノリも抜群でした。 いつ聞いても、何を歌っても、あの安らぎに満ちた歌声に魅了されます。アンコールでは「花が咲く」のブラジル語バージョンを聞かせてくれました。 いろんなストレスが消えてゆくのを感じます。ブラジル音楽はやはり素晴らしい!

2021年7月11日日曜日

板橋区演奏家協会 オペラ「LA BOHEME」/ June 20 at Itabashi Culture Hall

家人が習っているチェロの先生が出演しているということで、名作オペラ「La Boheme」に出かけました。アマチュアを中心とした集まりだそうですが、なかなかどうして質の高いものでした。生のオーケストラがいて、それぞれの役者さんも実に歌が上手で関心しましたが、主演の女性たちがもうすこし若ければ(笑)、最高でした。ともあれ、あっぱれなオペラでした。

2021年6月6日日曜日

熱海五郎一座/Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー /June 6 at Shinbashi Enbujo

2019年6月以来2年ぶりの熱海五郎一座の舞台です。伊東四朗さんがいないときの一座名「伊東ではなく熱海、四朗ではなく五郎」という洒落で始まったこの座組もほんとに東京喜劇レガシーになりつつあります。 2020年の出し物だったこの作品もコロナのせいで1年後の公開となりましたが、またもや!緊急事態宣言(!?)のおかげでようやく開演にこぎつけたものの、観劇の楽しみのひとつであった飲食は一切禁止だった(誰だよ、こんな無粋なこと決めたの?)。 それにしても1年間の準備を経た本作はみなさんのエネルギーが弾けた熱演の連続でした。久しぶりにバンド演奏があったり、米国が日独に占領された!という脚本の展開も見事。ゲスト、AKBの横山由依さんと宝塚出身の紅ゆずるさん(さすが宝塚という舞台映え。スタイル抜群だけど関西ギャグセンスも素敵)も実にいい味を出していました。 早く緊急なんとかが終わって通常の日々を取り戻したい!と強く思った日でした。

2021年5月31日月曜日

Hiromi Uehara- Ballads 2/ May 31 at Blue Note Tokyo

またもや延長となった緊急事態宣言下の青山。今回で3回目となるSave Live Musicの看板娘、上原ひろみのライブなので、これは聞き逃がせません。昨日までは矢野顕子とのデュエットだったのだが、残念ながらチケットはとれませんでした。 「いつか王子様が」や「虹の彼方に」といったスタンダードをからめながら、オリジナルのバラードも聞かせてくれた。バラードだけでも、この力量。ほんとに日本が誇るジャズピアニスト。元気で頑張ってほしい。

2021年4月21日水曜日

Chameleon's lip / April 18 at Theater Crea

ケラリーノ・サンドロビッチ作のミステリー?劇。今回は、松下洸平・元乃木坂の生駒里奈の主演、また豪華な配役による舞台となった。2008年の初演では、深津絵里と堤真一が主役だったという。舞台劇ならではのスリル、プロットをさまざまに生かした本格的なミステリー劇。この作者の舞台、ますます気になってきた。

2021年3月31日水曜日

Musical "WAITRESS"/ March 19 at Nissei Theater

3月の演劇応援第2弾。今日はブロードウェイで大ヒットしたミュージカル「Waitress」の日本版。主演が高畑充希と宮野真守。サポート陣には宮澤エマ、おばたのお兄さん(いや、達者な役者さんでした!)など、しっかりとした布陣で楽しめました。リズミカルな演出、歌曲もみな素晴らしく、日本ミュージカルのレベルの高さにまたびっくり。高畑充希が憧れたミュージカルでもあるらしく、最初からほぼ出づっぱりでしたが、彼女の役に対する意気込みも伝わってくる舞台でした。bravo!!

Hiromi Uehara "SOLO" / March 29 at Blue Note Tokyo

エンタメ応援、第三弾。今年1月7日に予定されていたが、緊急事態宣言により中止になった公演のリベンジマッチ。 もともと人気の高いソロ公演だが、集客力の高さは相変わらずだ。昨年からブルーノート東京の存続のために長期公演を続けている彼女の心意気にも賛同する。相変わらずの達者なテクニックとフレージングに酔いしれた夜でした。おまけにサプライズゲストが。。

2021年3月14日日曜日

「みんながらくた」伊東四朗80+3周年記念公演/ March 7 at Honda Theater

緊急事態宣言の再発でエンタメ界はますます厳しい状態に。そんな中、ほんとうに久しぶりの伊東さんの舞台。今回はラサール伊東の演出。共演陣も豪華でオグちゃんをはじめ戸田恵子、伊東孝明、そしてマチャアキの娘さん、堺小春。くわえてSETの若手、おおたけこういち、山城屋理紗といった芸達者が揃った。伊東さんが主人をつとめる骨董店を舞台にしたストーリー。現代的な問題もまじえながら、ほのぼのとした舞台を堪能した。舞台セットはひとつだが、照明の工夫で場面転換をする演出は見事。やはり三宅さんも何かで参加いただきたかった。いつまでも現役を続けてほしい。なにせ伊東さんは日本の喜劇界の珠宝ですから。

2021年1月10日日曜日

Hiromi Uehara -Piano Quintet / December 29 at Bluenote Tokyo

コロナで世の中が一変した年、2020年。その年の最後のライブが、上原ひろみさんでした。今回は、彼女が待望していたという弦楽カルテットとの共演。弦楽とのコラボということで、バラードが中心のプレイリストとなるかと思いきや、すべて新曲。しかも、今まで聞いたことのないジャズ・アンサンブルの極致。特にチェロのプレイヤーの力量は半端なかった。チェロというか、ジャズベースという新たな役割を超えた演奏には驚嘆しました。その他のメンバーも一流揃い。クラシック畑の方でも一流になるとジャンルは関係ないのです。素晴らしいステージでした。早くCDを作って欲しい。