2014年1月13日月曜日

Edmar Castaneda & Gonzalo Rubalcaba -DUO-/ January 12 at Blue Note Tokyo

キューバの天才ピアニスト、ゴンサロ・ルバルカーバは以前同じブルーノートで聞いたことがあるが、今回は南米コロンビアのこれも天才ハープ奏者であるエドマール・カスタネダの珍しいデュオプレイ・ライブ。シンプルなだけにひとりひとりの力量が問われるのだが、とにかく驚くほどのプレイに1時間半酔いしれた。 「アルパ」と呼ばれる南米のハープはクラシックのハープより一回り小粒だが、独特な音がする。基本はDマイナーのチューニングになっているようだが、とにかくこの楽器をつかってメロディはもとより、伴奏、ベースを一度に演奏するエドマールのテクニックはすばらしい。ゴンサロとは世界中で一緒に演奏しているらしく、二人の息もピッタリ。一日だけのライブということもあり、観客もアンコールを二度要望。1回目はアルゼンチンの巨人、ピアソラの名曲「リベルタンゴ」。2曲目はスタンダード「枯葉」。とにかく素晴らしいライブでした。

MUZA JAZZ NIGHT/ January 5th at Muza Kawasaki Symphony Hall

数年前に池袋の東京芸術劇場でみたことがあるジャズピアノ連弾。6人のジャズピアニストが演奏するユニークなコンサートである。佐山雅弘、小原孝、佐藤允彦、に加えておなじみの国府弘子と塩谷哲という豪華な布陣。今回の6人目に加わったのは、日本ジャズ界の至宝、秋吉敏子。なんともぜいたくなピアノコンサートでした。秋吉の代表作である「ロング・イエロー・ロード」をはじめ、聞き応えのある「ラプソディ・イン・ブルー」は圧巻だった。それぞれがおしゃべりも上手なひとたちなので、コメントも面白かったのです。

HIROMI THE TRIO PROJECT/ January 1 at Blue Note Tokyo

新年の年明けにふさわしい上原ひろみトリオが聞き初めになりました。 今回はおなじみのアンソニー・ジャクソンに加えて、英国出身でTOTOのドラマーでもあったテクニシャン、サイモン・フィリップス。とにかくテクニックのある3人なので、めまぐるしい展開も何のその、複雑な変拍子がからむ曲が多いのだが、どれも完璧な演奏。上原ひろみは、あえてこのライブを新曲だけで構成しようとしたらしい。いつもチャレンジャーな彼女らしい。 ソロピアノのライブも大感激だが、今回のトリオは今までの彼女のプロジェクトの中でベストのものかもしれない。今年も頑張れ「ひろみ』!