2013年12月17日火曜日

SET第51回本公演「スキャンダラス列島」/ December 1 at Sunshine Theatre

連続で見ていた本公演を昨年は見逃してしまった。 だからSET本公演は二年ぶりということになる。今回は芸能界を舞台にしたもので、どちらかと言うとテーマはやや重たいのだが、そこはミュージカルアクションコメディ。飽きさせない工夫があちこちにめぐらしてある。 三宅座長がプロダクションの社長、オグちゃんがその社員という設定がエンディングで活きてくるのだが、相変わらずの名コンビ。たっぷりと時間をかけた二人のかけあいコントが絶品だ。突っ込むタイミングをわざとすらすように動くオグチャン。これは受けるほうもツッコムほうもお互いの呼吸が合わなければ笑えない。 まさに稀代の東京の笑いの継承者たちだ。お腹がいたくなるほど、笑われてくれる。 本公演の中では、いつも実におかしい役どころを演じている永田耕一。ほんとうに文学座出身というところを笑いの売りにしていて、今回も大いに受けていましたね。 さて、来春は明治座で熱海五郎一座公演があるらしい。これも見逃せませんな。