年に100席の落語をこなすことを自らに課している、と語る鶴瓶氏の今や恒例となった「落語会」。前回は「死神」をメインとしたプログラムだったが、今年のメインは名人、古今亭志ん生の十八番「お直し」である。
有名な廓話で、もとの舞台が吉原のところを、鶴瓶は大阪の新町に移して
話を展開する。その力のこもった話術に思わず引き込まれる。
冒頭のスタンダップコミック的な日常話から始まり、創作落語をふたつ(どちらも中身の濃いもので、お腹が痛いくらい笑った)話した上でメインの話だから、かれこれ2時間半近くしゃべりっぱなし。そのエネルギーはどこからくるのだろう。
こんどは「鶴瓶話(日常の話をおもしろおかしく話すスタイル)」だけを聴きにいくというのも贅沢な楽しみかもしれない。ますます噺家として油ののってきた鶴瓶だ。
2011年11月20日日曜日
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